食事場面が語る!ミールラウンドの役割
・食べ方の変化や食べるしぐさを観察
・食事環境、認知機能、食欲、体調などを洞察
一口量が多い、一品食べする、よく噛む、早食いするなど、人それぞれ食べ方には法則はありません。介助が必要な高齢者も同じで、食事場面に目を凝らして観察することで(ミールラウンド)、食べ方のパターンや癖などを見つけ「何が食べやすいのか」だけを判断するだけでなく食行動として個々の特徴を掴むことが食支援計画を立てる上で大切です。
い〜とみるワークとは?
ミールラウンドの経験が無い方でも「い~とみるカード」を使用すれば、5つの視点(計25所見)から該当するカードを選ぶことができ、食事観察の勘所をトレーニングすることも可能です。
また、院内や施設内研修でグループワークとして模擬ミールラウンドを開催し、食事場面での気付きや対応について学びましょう。その際に、「い~とみるカード」をワーキングカードとして使用するとより効果的です。
動画協力:食力の会
準備
- 症例動画 (対象者の食事場面を動画撮影)
- い〜とみるカード (参加人数分)
- 記録用紙
- メモ用紙
1.はじめに
- 進行役、書記、発表者を決定します。
2.グループワーク
- 参加者に1セットずつカードを配布します。
- 症例動画を選択。症例動画を供覧します。
- 観察される所見を配布されたカードより選択します (選択するカードは何枚でも構いません)。また、観察所見がカード中になければメモ用紙に記入してください。
- 選んだカードをオープン。全員一致したカード番号を記録します。
- 「考えられること」/「対応策」を各グループで検討します。
- 全員一致しなかったカードについては選んだ人が同じく「考えられること」・「対応策」 を検討しましょう。
- 全員一致したカード番号と検討した内容をグループ毎に記録用紙にまとめます。
- グループ毎に検討した結果を発表しましょう。
多職種の意見を共有し、優先して対応すべきこと・できることを検討し食支援に役立ててください。
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