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い~とみる®︎とは?
これまで高齢者の食事について悩んでいた方や、医療・介護現場における食支援の方法がつかめず迷っていた方にとって現状の「食べる力」をイメージしやすく、取り組む課題や解決策がわかる便利なツールです。
◆対象者の状態を把握!
・専門的な知識がなくても簡単なチェックで対象者の「食」の全体像を把握。
◆食事情報の共有!
・食支援の方向性や状態変化を多職種で共有できる。
◆やればできる!
・嚥下だけではなく、“食べる力”を総合的に評価し、
リハビリの手法や環境調整、介助の仕方など様々な
角度から考察できるようになる。
こんな声を頂いています
・継続使用することで知識の習得やスキルアップに繋がった。
・嚥下のみ観察する傾向にあったが、食行動の全体像を見るようになった。
・対象者の食事パターン・癖などに気づくようになった。
・継続的支援を行った結果が見える化されるため支援方法が間違ってなかったと自信と
なった。
※判定結果は誤嚥や窒息の診断または予測を行うものではございません
使用事例はこちら
歯科医療現場でのお役立ち!
口腔内の衛生環境が悪いと、食欲不振・低栄養・誤嚥性肺炎のリスクが上がり、おいしく”食べること”ができません。特に、訪問歯科診療での口腔健康管理において、患者様がどれくらい「食べる力」があるのかを評価・把握する際に、定期的に活用してみてはいかがでしょか?
また、歯科医師・歯科衛生士には、口腔の専門家として口腔機能をサポートし、多職種と連携しながら食支援の一翼を担うことが求められています。歯の治療のみならず、治療した歯や口腔で、どれくらいの食事が満足にできるのか、食事の摂取はどうなのか、管理栄養士や栄養士との連携を構築するツールとしても期待できます。
監修者コメント
長谷 剛志
公立能登総合病院 歯科口腔外科 部長
金沢大学大学院医薬保健学総合研究科外科系医学領域
顎顔面口腔外科学分野 非常勤講師
「食力の会」代表
資格
◇日本口腔外科学会 専門医
◇日本口腔科学会 専門医・指導医
◇日本老年歯科医学会 専門医・指導医
◇日本老年歯科医学会 摂食機能療法専門歯科医師
生理的老化や疾病、認知症あるいは療養環境の変化や薬剤の影響により「食べる力」は影響を受けます。そして、「食べる力」が低下すると、栄養状態が悪化するばかりでなく、食べる楽しみの喪失から心理的満足が得られず、周囲との関わりが薄れ、孤独化にもつながります。さらに、誤嚥性肺炎や窒息に代表される摂食嚥下障害をきたすリスクも高くなるため、「食べる力」の低下は、社会的孤立や生命予後に大きく関与すると考えられ健康寿命を維持するために不可欠な機能と言えます。
一方、介護の問題において高齢者の食支援は重要なケアであるとともに介護する側にとっては負担の大きいケアでもあります。「食べる力」については未だ明確な定義はなく、標準的な評価方法も存在しません。そして、「食べる力」を考えるには口腔や咽頭の機能的な問題のみならず全身状態や食欲、嗜好、食形態の選択、姿勢保持など多岐に検討する必要があり、各々の要因が複雑に関連するため多角的な観察視点が求められます。
食事観察サポートソフト「い~とみる®︎」の使用により、これまで高齢者の食事について悩んでいる方や、医療・介護現場における食事場面の観察ポイントがつかめずに迷っている方にとって「食べる力」がイメージしやすく現状把握と課題解決に便利なツールとなるでしょう。また、五角形のレーダーチャート(い~とみるスコア)より嚥下機能の問題のみならず、対象者の栄養状態や提供する食形態の選択につながる検討が行いやすくなります。食事場面の観察による多職種会議や栄養指導の際の判断材料として使用していただくことも可能です。
今後、増加の一途をたどる高齢者の食支援に役立つツールになることを期待します。
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い~とみる®︎の観察所見をカード化しました
~ 食事観察を経験しよう ~
い~とみるカードを用いたミールラウンド“い~とみるワーク”
「い~とみる®︎」の観察所見をカード化しました(25枚のカード)!
ミールラウンドの経験が無い方でも「い~とみるカード」を使用すれば、5つの視点(計25所見)から該当するカードを選ぶことができ、食事観察の勘所をトレーニングすることも可能です。
また、院内や施設内研修でグループワークとして模擬ミールラウンドを開催し、食事場面での気付きや対応について学びましょう。その際に、「い~とみるカード」をワーキングカードとして使用するとより効果的です。
い~とみる®︎ワークの様子はこちら